2019年3月3日日曜日

46 占星術にご縁なし?

私は、子供の頃から天体や宇宙に興味があった。星と自分を結びつけて読み解く占星術にももちろん興味があり、これまでそれぞれ違う人から4回ほど占星術のセッションを受けたことがある。しかし、なぜかほぼ毎回外れるのである。 

占星術師が原因ではなく、私(?)にある。 

1回目は出生地をうる覚えで、母子手帳で確認しようと思ったら、セッションの前に限って、それが神隠しにあったようにいつもあった場所にない。結局間違った場所を相手に渡してしまったので、正確でない情報が出てしまった。 

2回目は問題なかったが、3回目にセッション前に占星術師とおしゃべりをしながらリーディングに必要となる出生日時を書いていたら、なぜか違う時間を書いており、それに気づいたのはセッションが終わって帰宅してからだった。どうしてあんな時間を?というような数字を書き込んでいるなんて、自分でも信じられないことだった。 

そして、4回目は、後でゆっくり聞けるようにセッションを録音した。実際、帰宅してから再生して少しだけ聞き直した。思うことがあってきちんと聞きたいと思ったのはそれから1年後くらいのことだったが、再生しても無音になっていた。他の録音は綺麗に残っており、そのセッションも以前は聞けたはずなのに、本当に聞きたい時は消えていた。 

してやられた、と思った。一度ならず三度も。 
「あいつは性格上、真面目に情報を信じるがあまりにかえってそれが制限になるから、ちょっとだけずらしてやろう」とガイドスピリットたちが操作したのだろうかと思わずにはいられない。 

私はこれまで三人の占星術師に出会ったが、中立的で客観的に伝えてくれ、解釈に広がりのある人(これが最も好き)、権威的な印象を与え、解説に少しおどろおどろしさがある人、途中に私情が入って強引な感じの口調になる人など、それぞれ特徴があった。どんなことでも扱う人のフィルターを通るし、何を焦点にするかで読み解きも違ってくるので、それをどう処理するかの責任は受け取る側にあるだろう。 

受け取る側の主観的な解釈は、心理状態によっても違ってくる。


「来年の8月に家族の構成に変化がある」と言われた時、私はひょっとして父が・・・と思ったが、結果的には姪ができちゃった結婚をしたのだった。 

「春頃に家族のことでまとまった額のお金が動くことになるでしょう」と言われた時は、ひょっとして父に何かあって引越しとか・・・と思った。結局、夫の家族が遊びに来て、散財したのだった。 

「12月は地元を離れる状況になり、活動は休止になるでしょう」と言われた時も、ひょっとして父が・・・と思った(しつこいでしょう?(苦笑))。結局、台湾へ遊びに行ったり実家で年末年始を過ごしたりで、物理的にほとんど地元にいなかっただけのことだった。いかにその時の私の恐れが解釈に反映しているか、分かるであろう(苦笑)。 

「このあたりの時期に、芸能界にデビューして注目を浴びるような星が出ています」と言われていた時期は、後で振り返ると網膜剥離になった時とピッタリ合っていた。最初それを聞いた時、私は自分の活動が脚光を浴びるのかと思ってワクワクしたが、的が外れていた。しかし、確かに網膜剥離は、自分自身に特別な注意を払うべきスポットライトが当たり、その後の軌道が大きく修正されていく重大な出来事だったのだ。 

そう、占星術師が言ったことはどれも合っているのであるが、私の勝手な解釈が外れていた。客観的にどれも合っていたということは、星の動きに従って順調に進んでいるということなのだ。なので、その大きな流れの中にいることを信じて、余計なことを心配したり期待したり変な解釈をしないで、毎日を楽しく過ごせば良いのである。